PONKOTU(シナリオ3)
 ロボットと女子高生という絵を描いたことがあり、思い出してシナリオ化してみました。
□内容:祖父の遺品に、妙なしゃべるロボットが出てきた。思春期真っ盛りの溶子は、疎ましく思いながらも次第にロボと心を通わせていく。



□人  物

 械野 溶子(15)抗期真っ盛りの女子高生
 ロボ 械野 創造(没)によって作られた二足歩行型ロボット。
 母(40)溶子の母
 父(43)溶子の父
 叔父(50)溶子の叔父
 綾 重夫(20)溶子の彼氏。現在無職
 業者A 廃品回収会社の社員


〜本編〜

○自宅 和室 夜
家の和室を使ったお葬式会場
遺影に写る械野 創造が写る
ちゃぶ台の周りにある座布団を片付ける母。
そのちゃぶ台の足をたたむ父。
食べ終わった食器類の乗ったお盆を持って立ち上がる戒野 溶子(15)
溶子(N)「ボクのお爺ちゃんは難しいロボットの開発者だった」
溶子、創造の遺影を見る
溶子「・・・・」
そこへ叔父さんが廊下から急いで顔を出す
叔父「おい!爺さんの遺品に変なやつがいる!」
父「どうしたの?兄さん?」
叔父を見つめる家族
溶子(N)「でも、まさかこんなものを遺していたなんて・・・」
叔父の横から、丸くてズングリムックリしたロボットが出てくる
父、母、溶子、唖然として持ってるものを落とす
ロボ「初メマシテ ロボ ト申シマス ドウゾ ヨロシク」
溶子(N)「これが、変でおかしなロボとの出会いだった」

○ 溶子自室 朝
6畳ほどの女子高生らしい部屋。雑誌などが色々と散らかっている。
母「溶子!起きなさい!」
と、一階から母の声が聞こえてくる
溶子、眠たそうに布団から顔を出して
溶子「うるさいなぁ・・・」
制服にダラダラと着替える溶子
置き鏡で顔をチェックする
その鏡の端に張ってあるプリクラを見る
(綾 重夫(20)に溶子が頬にキスをしている)
そのプリクラを見つめて、笑顔がこぼれる溶子
母の声がまた、響く
母「よーこ!早くしなさぁい!」
溶子、その声に表情を曇らせ
溶子「うっぜぇ」
溶子、階段を下りて、居間をのぞく。

○ 居間 朝
ダイニングキッチン 広さは12畳くらいで非常に一般的な家庭レベルの内装
溶子「今日、ゴハンいらない」
と、言うとロボが溶子に手を上げて言う
ロボ「オハヨウゴザマス 溶子サン」
溶子「ゲ・・・そういやそうだった」
と、怪訝な表情
ロボ「溶子サン、朝ゴハンヲ食ベナイト、一日ノ消費カロリーが足リナクナリ・・勉強ニ支障ガ出・・・」
溶子「あー・・うっさい!いって来ます!」
と、ロボの言葉を振り払うように手を振って
出て行く。
ロボ「ア、待ッテクダサイ!溶子サン!」
と、ロボ。溶子を追う。

○ 住宅街 道 朝
会社員や小学生など通勤、通学者が歩いている。
溶子歩きながら呟く
溶子「あーマジ なんで爺ちゃんあんなん作って遺したんだよ!超意味わかんナイ!」
ロボ「溶子サーン!」
と、手を振って溶子を追ってくるロボ
溶子、その声に気づきうんざりした表情。
そして無視して歩き続ける。
ロボ、溶子に追いついて
ロボ「待ッテクダサイ。溶子サン!送ッテイキマス」
溶子、早足で歩きながら
溶子「・・・いいから」
ロボ「危ナイデスカラ、送リマス」
周りの通勤のサラリーマンや女子中学生が、ロボを不思議そうに見ている
それに気がつき、顔を赤くする溶子
ロボ「溶子サン、顔ガ赤イデス。具合ガ悪インデスカ?」」
溶子「・・・最低!」
と、怒ってその場を走り去る溶子
ロボ「ア、待ッテクダサイ・・・」
と、追おうとするロボの周りに小学生が群がってくる
小学生「なーんだ?これ?」
小学生「人、入ってるのかな?」
小学生「へーんなの!」
小学生「なーんか書いちゃおうぜ!」
動けずに溶子を見つめるロボ
小学生が背中になにか書いている
ロボ「・・・溶子サン」

○ファーストフード店 昼
マックみたいな感じ。人はまばらに入っている。
溶子、ハンバーガーや飲み物などが乗ったお盆を持って、重夫の居る席にやってくる
重夫「おせーよ」
溶子「ごめんね。ちょっとどれにしようか迷っちゃった」
溶子がお盆をおいて重夫の前にハンバーガーと飲み物をおいてあげる
溶子、座って飲み物のストローに口をつける
溶子「あっ重夫。この間の面接どうだったの?」
重夫タバコに火をつけて煙を吐きながら
重夫「・・・落ちた」
それを聞いて、一瞬止まる溶子
溶子「・・・そう」
沈黙になる二人
溶子、笑顔を作って元気に言う
溶子「でも重夫なら、次絶対大丈夫だよ!うん!」
重夫なにも答えずタバコをふかす
溶子「・・・・」
溶子、少し悲しげな表情でまたストローに口をつける
重夫「なぁ?バイト代入った?」
溶子笑顔で重夫を見て答える
溶子「うん!今月はすごい頑張ったんだ!これからのことも考えて少しでも貯金しょっかなーって・・・」
重夫「じゃあ、ホテル行くべ」
溶子「え・・・」
と、笑顔が弱くなる溶子
重夫、眉をゆがめて溶子を見て言う
重夫「なぁ?いいべ?」
溶子その重夫の表情に怖がって目をそらすようにストローに口をつけて、うつむき加減で
溶子「・・・・うん」
と、首を立てに小さく振る

○ 溶子自宅 玄関 夜
溶子、悲しげな表情で玄関を開けて家に入ってくる。
その溶子の前に立ち尽くす母
母「何時だと思ってるの?」
溶子、ウザったそうな表情で、母の方を見ずに靴を脱ぎながら答える
溶子「・・・バイトしてた」
母「今日、学校から電話があったわよ!早退したそうね!」
溶子「・・・」
母「先生から言われたわよ!早退と欠席が多いって!一体なにしてるの!?溶子!」
溶子玄関を上がり母を睨んで
溶子「行きたくねーんだよ!」
母、その言葉に表情が強張る
溶子そのまま階段を上っていく。その溶子に
母「学校だってタダじゃないのよ!!いくらかかってると思ってるの!!」
とヒステリックに怒鳴りつける
溶子、怒り振り返って
溶子「金、金うっせーんだよ!!」
と、階段を走って上っていく
母「待ちなさい!溶子!」
溶子が階段を上り二階の廊下までくると、一階から、父と母の言い合いが聞こえる
母「あんたからも言ってよ!!」
父「お前が甘やかして育てるからだろう!」
母「あなたはなにもしてくれないじゃない!」
父「うるせぇ!!」
その声を聞いて、嫌の絶頂といった表情になる溶子

○ 溶子自室 夜
勢い良くドアを閉める溶子
溶子「サイテー!!!」
と、叫んでカバンを放り投げてベットに転がる
溶子「みーんなウザイ!誰もボクを分ってくれない!」
カバンから着信メロディが流れる。
それをベットに顔をうずめたまま無視する溶子
溶子「・・・・」
メロディが切れる
溶子「・・・重夫も分ってくれない・・・今日はHなんてしたくなかったのに・・・」
そう呟いて、枕に顔を埋める溶子
ガチャッとドアを開ける音がする
枕に顔を埋めたまま
溶子「入ってこないでよ!!」
と、叫ぶ
ロボ「泣イテイルンデスカ?溶子サン・・・」
その声に泣き顔を強張らせて顔を上げる溶子
溶子「勝手に入ってくんな!ポンコツ!」
そういって枕を投げる
ドアを開けて立っているロボの胸に枕が当たり転がる
ロボ「・・・・スイマセン・・溶子サン」
ロボ悲しげに、部屋を出て行こうと後ろを向く
ロボを睨んでいる溶子。
溶子「・・・・ぷっ」
と、急に吹き出す
ロボ振り返る
ロボ「?」
溶子少し笑いながら指を指す
溶子「ちょっと、あんた背中・・・」
ロボ「エ・・?」
ロボ、自分の背中を見ようと首を回す
ロボの背中にでっかくクレヨンみたいなもので「うんこ」と書かれている(小学生の落書きっぽく書いてある)
ロボ「?」
溶子、ケラケラと泣き顔のまま笑い出す
ロボ背中に手を回してその場をくるくると回りだす
ロボ「背中ガ、ナンデスカ?」
溶子、手をたたいて
溶子「ちょっとウケるんだけど!」
と、ケラケラ笑う
ロボ「??」
   ×   ×   ×  ×
溶子座っているロボの背中を雑巾で拭いてあげている。
ロボ「アリガトウゴザイマス溶子サン」
溶子笑いながら
溶子「あんた、ホントにバカだね。お爺ちゃんに一体、何を教わったのよ?」
ロボ「・・・ボクハ創造博士ニ溶子サンヲ、守ルヨウニプログラミングサレマシタ」
溶子、それを聞いてハッとする
ロボ「ダカラ、ボクハ溶子サンを守ルコトガ全テナンデス」
溶子、ロボを見つめる
ロボ「ダカラ、サッキ見タイニ泣イテイル時ハ、イツデモアナタノ側ニ駆ツケマス」
溶子、とてもやわらかい笑顔になる
そして真顔を作り
溶子「え、ウザイよ」
と、冗談で意地悪そうに言う
ロボ首を回して不思議そうに溶子を見る
溶子「冗談・・・わかる?」
ロボ「・・・溶子サン・・『ウザイ』ッテナンデスカ?」
溶子、吹き出して
溶子「やっぱ、あんたバカでしょ?」
と、覗き込んで言う
ロボ「?」
と、ロボ首をクルクル回す
溶子ケラケラ笑い出す
窓の外からその楽しそうな二人の影が映る

○溶子自宅 一階 朝
溶子、制服姿で階段を降りる
玄関に置いてある靴を座って履いていると、後ろからロボが急に声をかける
ロボ「溶子サン」
溶子「わっ!」
っと驚く溶子
溶子、ゆっくり振り向いて
溶子「なによ・・・ロボ」
ロボ「彼氏サンニ、会イニ行クンデスカ?」
溶子、正面を向きなおして靴を履きなおす
溶子「ロボにはカンケーないでしょ!」
ロボ「・・・」
溶子立ち上がって玄関に手を掛け、振り返る
溶子「あ、ママ達には言わないでよ!」
ロボ「・・・ワカリマシタ」
溶子「じゃねっ」
と、言って玄関を出る
玄関に一人たたずむロボ
ロボ「・・・・・」

○駅前 昼
原宿みたいなところ、人がたくさんいる

溶子、少し悲しそうな表情で重夫を一緒に歩いている
溶子、笑顔をつくって
溶子「あ!今日はどこ行く?映画?それともカラオケ行こっか!」
重夫「あー・・・」
と少し上を見てタバコをふかす
溶子「あ!買い物とかも久々にしょっか!」
と、はしゃいで言う
重夫「俺、ラブホ行きてー」
溶子「・・・・」
溶子、一瞬表情が固まり少しうつむく
重夫「な?いいべ?」
と、溶子の肩に手をおく。溶子その手を見て
うつむきながら
溶子「・・・」
重夫「じゃあ、行った事ねーとこにすんべ?」
と、重夫がグダグダいっている
その二人の前に大きな丸いものが立ちはだかった
重夫、それを見て
重夫「なんだ?これ?」
と、怪訝な表情で言う
溶子、その声に気がつき顔を上げる
ロボが立っていた
溶子「ロボ・・・」
重夫「ロボ?あの爺さんの遺品とかいうやつ?」
溶子「・・・うん」
ロボ「溶子サンヲ離シテクダサイ!」
溶子「・・・ちょっと、ロボ?」
と、不思議そうな表情の溶子
ロボ「溶子サン、アナタト会ウトイツモ悲シソウニ帰ッテキマス!アナタハ溶子サンヲ傷ツケテイマス!」
溶子その言葉にハッとする
重夫「あ?なんだ?コレ?イカレてんのか?」
と、溶子の肩を抱いたまま近づく重夫
重夫「こいつは、俺の女なの?だから好きで俺といるんだよ!ポンコツ!わかるか?」
ロボ「イイエ、違イマス!手ヲ離シテクダサイ!」
と、溶子の肩にかけている手をつかむロボ
重夫「っんだよ!さわんなよ!」
と、ロボを空いている手で突き飛ばす
ロボ後ろに飛ばされバランスを崩して電柱にガシャン頭をぶつける
溶子「ロボ!」
と、重夫の手を離してロボに駆け寄る
ロボ「アワワワ・・・」
頭をクルクル回しているロボ
溶子「大丈夫!?ロボ!」
後ろから見ている重夫が
重夫「んだよ!ほっとけよ!」
と、怒鳴る
溶子振り返って
溶子「だって!」
重夫「俺とそのポンコツとどっちが大事なんだよ!」
溶子「そ、それは・・・」
と、迷った表情の溶子
ロボ、頭をクルクル回しながら
ロボ「溶子サン・・・大丈夫デスカ・・?」
と、言うロボ。
それを見つめる溶子。
重夫が後ろから怒鳴る
重夫「俺だろ!?」
溶子、振り返り強いまなざしで
溶子「・・・ロボよ」
重夫、顔を強張らせて
重夫「はぁ!?」
と、言って溶子に近寄ってくる
重夫「俺よりも、こんなポンコツが大事だぁ?」
と、言ってロボを蹴る重夫
ロボ「☆○△×!?」
溶子「ちょっと!やめてよ!」
と、ロボをかばいながら言う
重夫「ふっざけんなよ!なんでだよ!」
と、まくし立てる重夫
溶子、重夫を睨み付けて
溶子「だって、重夫!Hばっかりじゃん!あたし、重夫のHの道具じゃないんだよ!それに比べてロボはあたしのこと守ってくれるもん!そばに居てくれるもん!」
重夫「な・・・!」
重夫の周りの人が重夫を見てヒソヒソ話す
赤面する重夫。そしてさらに表情を強張らせ
重夫「うっせーよ!!」
と、溶子を荒っぽくどかしてロボを蹴りまくる
どんどん壊れていくロボ
溶子、重夫につかみ掛かり
溶子「ちょっとやめてよ!重夫!!やめて!」
その溶子を腕で払いのける重夫。
溶子、その拍子に転んで足をすりむく
溶子「っ・・・」
重夫、さらに蹴り続ける
重夫「んだよ!こんなんよぉ!!」
ロボ、壊れながらも溶子に手を伸ばす
ロボ「溶子サン・・・大丈夫・・・?」
溶子、そのロボを見て涙が出る
溶子走って重夫の背中をつかんで引っ張る
溶子「やめてよ!やめて!!お願い!!」
それでも蹴り続ける重夫
ロボ、壊れながらも溶子に手を伸ばし続ける
ロボ「溶子サン・・・」
そのロボの目を見てゾクっとする重夫
重夫「オラァ!」
と、恐怖に駆られた表情でロボの顔に蹴りを入れる
重夫「はぁ・・はぁ・・・」
重夫、蹴るのを止める
それでも手を伸ばすロボ
重夫「・・・・」
と、そのロボを見て唖然とする重夫
溶子泣きながらボロボロになったロボに駆け寄る
溶子「ロボ!」
ロボ「・・・・・怪我ハ大丈夫デスカ?溶子サン・・・・・」
と、ボコボコになって体から妙な音が鳴っているロボが言う
溶子、それを聞いてロボに顔を埋めて、何度も頷く。
溶子「・・・うん!」
重夫それを見て
重夫「か、勝手にしろよ・・気持ちワリー!」
と、言ってその場を去る
泣いている溶子の頬にロボが大きな手を添える。
ロボ「泣カナイデ・・・溶子サン・・・」
溶子「・・・だって・・」
ロボ「モウ、ボク・・・泣イテテモ側にイラレナイカラ・・・」
溶子「うそ!直るでしょ?ロボ!?」
ロボ「メイン回路ガ・・・壊レテシマイマシタ・・・」
溶子泣きじゃくり
溶子「嫌だぁ!!」
ロボ「・・・創造博士ガ・・・溶子サンハ・・・トッテモイイ子ダカラ・・キット、ボクハ好キニナルッテ・・・言ッテマシタ」
溶子、首を横に振る
溶子「全然、いい子じゃないよ!」
ロボ「・・・博士ノ言ウコトハ、本当デシタ」
さらに首を振る溶子
溶子「あたし、ロボになんにもしてあげてない!」
ロボ「・・・・・背中ヲ・・拭イテクレマシタ・・・」
溶子、ハッとしてまた涙があふれる
ロボ「・・・・ボク・・アナタニ・・会エテ・・ヨカッタ・・・」
目の光が消えていくロボ
溶子ロボを揺さぶって
溶子「ねぇ!待って!ロボ!待ってよ!!」
と、泣いている
ロボの体から鳴る駆動音が消えていく
ロボの目の光が消える
溶子、泣きながらロボを覆うように
溶子「ロボー!!!」
と、叫んだ
   ×  ×  ×  ×
○自宅 夕方
テロップ「2ヵ月後・・・」
溶子、玄関に入ってくる
溶子「ただいまー・・・」
母「溶子ー?ちょっとこっちきなさぁい」
と奥から母が呼ぶ
溶子「・・・着替えたら行くー」
と、階段を上りながらめんどくさそうな表情で言う。

○溶子自室 
制服のままベットにうつ伏せで寝る溶子
寂しそうな表情。目にうっすら涙が浮かぶ
溶子「・・・・」
ガチャッとドアを開ける音がする
溶子を壁を見たままうざったそうに
溶子「あとで行くって・・・」
ロボ「溶子サン・・泣イテイルンデスカ?」
溶子その声にハッとする
起き上がり振り向くと、継ぎ接ぎだらけのロボが立っている
溶子「ロボ・・・?」
ロボ「・・・ハイ、ロボデス」
溶子「・・・ウソ・・・」
驚いて目を開いて見つめる溶子
ロボ「パパサント、ママサンガ修理ニダシテクレタンデス」
ロボの後ろから笑顔で顔を出す父と母
溶子「・・・じゃあ・・・」
溶子の目に涙がたまる
ロボ「チョット、不恰好ニナッタカモシレマセンガ、ボクデス」
溶子「ロボ!!!」
溶子、泣きながらロボに抱きつく
その溶子を抱きとめるロボ
ロボ「ドウデスカ?新シイボクハ?」
溶子、泣きながら
溶子「・・・ダサい!」
と、笑う
ロボ「・・・・・溶子サン・・・」
溶子「ん?なにロボ?」
ロボ頭をクルクル回して不思議そうに
ロボ「『ダサい』ッテナンデスカ?」
溶子すごいいい笑顔になって
溶子「・・・カッコいいってことだよ!」
と、ロボの頬にキスをする溶子
ロボの顔が真っ赤になる
溶子(N)「これがお爺ちゃんが遺してくれたボクのロボの話・・・
ちょっとおかしくて変だけど、ボクの大好きなロボ。そして
こんなロボを遺してくれたお爺ちゃん・・・ありがとう」」


終わり


BBS

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