伝説の剣ペプチド(シナリオ7)
 ある意味、僕の著作の中で伝説となった作品。「自分らしく」をテーマに描いた作品で、読んでると頭が痛くなるような意味不明コメディーです。
□内容:伝説の剣ペプチドを手にいれた勇者フーンは、魔王のいうある交換条件に世界の平和と自分の欲望という二点の中で迷っていく。


□人  物

 フーン(22)勇敢なる暇人で万年童貞。
       戦士の修行をしてきたため彼女が出来たことが無い。
 ニューキョ(?)スリーサイズ上から92.56.89のナイスバデー。
         顔はロリ系の超別品。肌も透き通るように白くってもち肌ときてる。
         唇もプルンとエロい!
 魔王(52)物凄く悪い人で、世界を我が物にしようとしている。


〜本編〜

○荒廃した街・東京
  荒廃した東京の全貌
N「2×××年 東京」
  
○荒廃した上野公園
  怪人達が、上野公園でハトに餌付けして
  いる。
  フーン、登場。いきなり怪人達を、持っ
  ているドリキャスで殴る。
怪人「ぎゃーん!」
怪人「きっ、来た!勇者だ!勇者フーンだ!」
  と、倒れる怪人を飛び越えてフーン走り
  抜ける。
  
○上野の西郷さん像前
  少し傾いている西郷さん像。頭の天辺には
  伝説の剣ペプチドが刺さっている。
フーン「(その前に駆けつけ)やった!つい
 に見つけたぞ!伝説の剣ペプチド!」
  と、剣を抜き取る。
フーン「これで魔王を挽肉にしてやるぜ!」
  と、そこへやってきた魔王と部下2人。
  そしてニューキョ。
魔王「待てぃ!その剣、待てぃ!」
フーン「きたな!魔王!今、このペプチンで
 肉引ききにしてやるぜ!」
魔王「まぁ、話を聞けよ。勇敢なる暇人フー
 ンよ。取引をしようじゃないか」
フーン「肉引きにしてやるぜ!」
魔王「その剣と、あるものを交換しようでわ
 ないか」
フーン「何をいう!俺はこの剣で世界を救う!
 肉!」
魔王「この女だ」
  と、ニューキョが前に出てくる。
  ナイスバディの体と、美形の顔がわかる。
フーン「(興奮気味に)エロス!」
魔王「そうだ、この女、ニューキョを永遠に
 お前につかわせる。なんでもヤリタイ放題。
 だからプラークをこちらに渡すのだ」
フーン「う……うう!汚いぞ!でもその子は 
 綺麗!エロス!」
魔王「さぁ、どうする?」
フーン「ぬぬぬぬ……肉の海!」
  と、そんなフーンにニッコリと妖しい笑
  顔をかけるニューキョ。
魔王「どうせ、万年童貞なのだろう?このま
 ま世界を救えても自分は救われないぞ?」
フーン「……いやっ、救われる!お前を倒
 して世界を救えば、ものっそいモテるに決
 まってる!日本中が俺大奥!」
  と、ニューキョが突然縄跳びを飛び出し
  て大きな胸をプルンプルンさせる。
  それを見て、ゴクリと息を呑むフーン。
魔王「ニューキョほどの人間がいるのかな?
 それに病気とかだってないぞ?安心だ」
フーン「ウっウソっぽい!」
魔王「甘いな。お前が交換に応じれば、私の
 洗脳術ですぐにお前を愛するように設定で
 きるのだ」
フーン「信じたいけど信じない!」
魔王「では、見せてやろう」
  と、近くの部下に対して手をかざす魔王。
魔王「ポコペンポコペンダーレーガー……」
  と、部下の表情が呆然となる。フーンを
  向いて、顔を赤らめて近づいてくる。
部下「(フーンの手に絡み付いて)抱いて…
 …ご主人たまぁ〜……」
  と、目を潤ませている。
フーン「ぬ……ぬぬ……これは!」
魔王「もしそれがこのニューキョだったらと
 想像してみるがいい」
  フーン、ニューキョを見てみる。こぼれ
  んばかりの巨乳。
  フーン、少し宙を眺めて想像。
  
○フーン妄想
  ニューキョがメイド服を着て、フーンに
  抱きついている。そしてほっぺにキスを
  して、後ろを指で指す。
  見るとそこには小船が一石浮いていて、
  そこに布団がしいてある。
  ニューキョはフーンの顔を見つめて、口
  を尖らせて顔を赤らめる。
ニューキョ「貴方の剣の伝説を伝えて……」
  と、手招き。
フーン「あぁ!伝える説ですわ!」
  と、ニューキョ目掛けて飛んでいく。
  
○妄想終わり。
  宙を眺めて顔を緩ませているフーン。
魔王「さぁ、伝説の剣プリマドンナとニュー
 キョを交換するのだ」
  そして我に返り、部下をドリキャスで殴
  り飛ばして
フーン「ちょっ、ちょっと家で考える!」
  と、その場をあとにした。
  
○フーン自宅・外観
  汚いボロアパート
  
○同・自室
  汚く散らかっている部屋。テレビが点い
  ている。
  フーン、雑誌を見ながら電話をしている
フーン「あっ、デリヘル店ムキダシさんです
 か?あの、留子って子を……」
  と、気付いたように急に電話を切る。
フーン「……やっぱり、病気とかこえーよ。
 人間はそういうのがあるから嫌だなぁ」
  そして、部屋においてあるペプチドを見
  つめるフーン。と、携帯電話が鳴る。
フーン「ヤラないべきか、ヤルべきか」
  と、電話を無視して腕を組んで考え込む。
  
○アパートの前
  道を歩くフーン。表情は考え込んでいる。
  そこへ通り縋る老人とその飼い犬。老人
  が不意に倒れこむ。それを、すぐに支え
  るフーン。
フーン「大丈夫ですか?」
老人「いやいや……どうも」
フーン「いまどき、一人で犬の散歩なんて危
 ないですよ」
老人「いや、この子を散歩に連れて行かない
 とのう……」
フーン「家族の人に手伝ってもらったほうが
 ……」
老人「皆、避難所にいってしもうてのぅ。避
 難所はペット禁止なんじゃよ」
フーン「……」
  老人を、舌を出しながら見つめるワンち
  ゃん。
老人「この子だって、生きておるんじゃから、
 見捨てるわけにはいかんよ……」
フーン「そうですか……お気をつけて」
  老人は笑顔で会釈をして、去っていく。
  その老人とワンちゃんの後姿を見つめる
  フーン。
フーン「……そうだ。俺は……」
  
○上野公園・西郷さん像前
  魔王とニューキョが待っている。
フーン「おう!魔王!魔の王!」
  と、タクシーから降りて登場。
魔王「携帯くらい出ろよ」
フーン「俺は決めたぜ!」
  と、剣を魔王に差し出す。
  魔王ニヤリと笑って。
魔王「(剣を取ろうとして)毎度あり」
フーン「俺は……俺は、勇者だ!」
  と、その時フーンは剣を抜いて魔王をザッ
  クリと叩ききる。
  魔王、頭がパックリ切れる。
魔王「イタタタタッ!」
フーン「俺は、人々を悲しみから救う使命が
 あるんだ!勇者なんだ!」
  と、魔王に最後の一撃を加える。
魔王「ぎゃぁぁぁぁ!!」
  と、後ろに倒れこみ西郷さん像にぶつかる。
  その拍子にニューキョに倒れこむ西郷像。
ニューキョ「!!!」
  その時、フーンが走る。
  ドーンと、音がなり立ち込める煙。
ニューキョ「ゴホ!ゴホ!」
  と、不意に見るとフーンがニューキョを
  お姫様抱っこして助けてくれていた。
ニューキョ「(顔を赤らめて)あ……ど、ど
 うして?」
フーン「悲しみから救うのが使命でね」
  と、ニヒルに笑う。
  ニューキョ、顔を赤くする。
  周りから歓声があがる。人々がフーンの
  周りにやってくる
「平和だー!平和がきたぞー!」
「平和大スキー!」
「平和だったらなんでもいいー!」
  その歓声の中で、フーンを見つめるニ
  ューキョ。フーンの胸に顔を埋める。
  
○東京
  荒廃した東京が治っている。
フーンナレーション「あれから、世界は平和
 になった」
  
○フーン自室・風呂
  フーンとニューキョ札束の風呂に入って
  いる。
  ニューキョの肩を抱きながら、高級なネ
  ックレスなどをつけている。
フーン「あはははっ、エロいな!ニューは」
ニューキョ「大好き!フークン!」
フーンN「全然モテなかった僕でしたが、今
 では超可愛い彼女もゲット!そして大金持
 ちになり、人生をエンジョイしています!
 これも全部、幸福の剣プラペチーノのおか
 げです!ありがとうございました!」


終わり


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